多チャンネル組織酸素計(Hb14-n)
特長
- 静岡大学の開発した空間分解NIRSを商品化
- 皮下組織厚みを設定することで、測定値は絶対値と等価
- プローブは生体の曲面にもフィットするフレキシブル構造
- プローブ重量はわずか10グラム、シリコーンゴム製
- ワイヤレス、Bluetooth-LE(到達距離 5メートル)
- 測定データはPCでリアルタイム表示、同時にCSVファイル形式で保存
左図の様に、生体表面に貼り付けたプローブは、LEDから波長の異なる2つの近赤外光を照射し、生体内部を透過してきた光を受光素子で検出することで、生体組織中の酸素濃度を非侵襲的に計測します。
最大の特徴として皮下脂肪層の影響による不十分な定量性を排除するために、距離の異なる2つの受光素子を用いて生体組織の空間的な傾きを求め、関係式の精度を向上させた事にあります。
よって皮下脂肪層の影響を極力排除した結果、従来方式と比較し測定誤差は2~3%以内、絶対値に限りなく近い値です。
PC表示ソフトの特長
- OxyHb,DeoxyHb,TotalHb
SO2(酸素飽和度) - 単位
Hb=0~0.2ミリモル/L
SO2=% 0~99% - サンプリングレート
0.1sec+(0.1sec*ch数) - スタート、ストップのマーク機能
- 測定データの再表示機能
- 最大8ch同時表示可能
- PC-OS Win-7,Win-8.1,Win-10
サイズ・重量
プローブ | W:20, L:78.5, T:5 重さ 10g |
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本 体 | W:115, H:76, D:20 重さ 120g |
内容
本体、プローブ2本、固定用バンド、PC表示プログラム、単4電池2本、 取扱説明書
保証期間はご購入後1年間
ご注意
- 本品は医療行為には使用できません。
使用される場合は学内または病院の倫理委員会の承認を受けてからご使用ください。 - 脳NIRS(Hb13)とは形状は同一ですが、ファームウェア、回路構成、回路定数などが異なりますので、混在して使用することはできません。
- プローブのリード線は高度に集積された精密部品ですので、強く引いたり、折り曲げないでください。
- プローブの本体への抜き差しは電源を切ってから行ってください。
ソフトウェアのダウンロード
「多チャンネル組織酸素計(Hb14-2)」のデータ解析プログラムは、下記のリンクからダウンロードできます。